こんにちは。ナツコです。
タイ・バンコクでの妊婦ライフも7ヶ月に入りました。あっという間に妊娠中期も最後の月です。
初産婦なので日本の妊娠生活とは比較できませんが、「タイで妊娠して良かったこと・良くなかったこと」を記録しておこうと思います。
総じて「バンコクで妊娠してよかった」と思っていますが、感じ方は人それぞれなので参考までに読んでいただければと思います。
タイで妊娠して良かったこと
まずは良かったことについて。
アヤさん(メイド)を雇う選択肢がある
タイでは安価にアヤさん(メイド)を雇うことができます。
産後赤ちゃんのお世話をしてもらうという意味でも大きなメリットがありますし、妊娠中に思うように動けないときでも手助けをしてもらえます。
私はタイでの出産を前にアヤさんを雇うことに決めましたが、妊娠中から来てもらえて本当に良かったと思っています。
産後に親のサポートが無いタイでの出産。信頼できるアヤさんを見つけ産前からその人の人柄を知ることができたのは大きいです。
さらに、アヤさんが来てくれることで生まれた時間を自己啓発に活用しようと思うきっかけにもなりました。

プール・ジムが好きな時に使える
日本でプールやジムが付いたマンション・アパートは相当高級な物件になると思いますが、バンコクではわりと普通です。
バンコクのコンドミニアムやサービスアパートには共有設備としてこれらが備わっていることが多いと思います。(少なくとも外国人が住む住居であればそうだと思います。)
年中暑く、歩道の舗装が不十分かつ交通量が多く空気も綺麗とはいえないバンコクでは、あまり外を散歩する気になれません。
そんなバンコクだからこそ、好きなときにジムで運動できるのはとてもありがたいです。マシーンを使うだけでなく、ジム内のスペースでヨガもできます。
さらに、年中暑いのでプールで泳ぐことができるのも特権!
マタニティスイミングはプロのサポートが必要と言われているので自己責任にはなりますが、私は無理のない範囲で水中ウォーキングしたり軽く泳いだりしています。
暑い日にプールで泳ぐのって本当に気持ちが良い!!私はこれがかなりストレス発散になっていると思います。
年中夏なので乾燥しにくい
タイは年間通して暑いです。暑期・雨期・乾期と3つのシーズンに分かれるものの、年間平均気温は「29度*」。さらに年間平均湿度は「73%*」なので、年間通して気温湿度の高い典型的な熱帯気候です。
*引用:在タイ日本国大使館HP
この暑くて湿気の多い気候のおかげで苦労することもありますが、妊婦生活においては「乾燥しない」という点でとても良かったです。
日常の肌のお手入れが簡単に済むのはもちろん、妊娠線対策としても◎。
私は妊娠線対策の専用クリームではなく通常のボディクリームを塗っていますが、今のところ妊娠線の心配はなさそうです。
日本にいた頃は秋〜冬〜春にかけて体中のカサカサに悩まされていましたが、ベトナム&タイ生活では肌の乾燥が気にならなくなりとても楽になりました。
ただし、普段クーラーが効きすぎた環境にいる方はタイでも乾燥に注意が必要なので気をつけてくださいね。
人が優しい
これは、私が住むコンドの管理人さんたちのことです。
大きな荷物などは運ぶのを手伝ってくれるし、妊娠が分かってからの方が笑顔で話しかけてくれることが増えました。
よくロビーに赤ちゃんがいると抱っこしたり話しかけたりしている姿を見かけるので、子どもが好きなんだろうなと思います。
一方電車やバスで席を譲ってもらえることはほとんど無いのでちょっとがっかり。満員のBTSは妊婦だとお腹が押しつぶされそうで結構大変です。
自分が妊婦さんを見かけたら席を譲ってあげようと思いました。
病院の待ち時間が少ない
これはバンコクのどこの病院に通っているかでも変わってくるかもしれません。
私が通っているエカマイ駅近くの「スクンビット病院」は、定期妊娠検診の際の待ち時間がとても少ないです。
だいたい予約時間通りか少し待てば先生に診てもらえるので、毎回の検診は1時間もかからずに終わります。
デリバリーが便利
バンコクはデリバリー社会です。スーパーもレストランもストリートフードでも、なんでも注文して家まで運んでもらえます。
私がよく使うのはオーガニック野菜「マイフード」のデリバリー。つわりで身体がキツい時、スーパーに行かずとも野菜やお肉を届けてくれるので助かりました。
注文はラインか電話で、日本語でOKです。だいたい注文してから30分前後で届けてくれます。
【マイフード プロンポン店】
電話:02-662-3065
LINE ID:myfoodshop
【マイフード プラカノン店】
電話 063-870-6436
LINE ID myfood2nd
※プロンポン店のデリバリーエリア:アソーク~エカマイ
※プラカノン店のデリバリーエリア:トンロー~バンチャック
他にも、お弁当屋さんのデリバリーなどは産後もお世話になりそうです。
働いていない
これは場所にかまわず人それぞれですが、私の場合は夫の海外赴任に伴い休職をもらっているので現在働いていません。
日本で妊娠していたら、つわりの辛い時期も満員電車に揺られて仕事に行っていたと思うと本当に大変だと思いました。
本来であれば産休に入るまで働いていたはずなので、タイで休職中に妊娠したことは精神的にも身体的にも楽できているなと感じます。
身体がきつい時は休める。無理をする必要が無い。働いていた頃と比べると本当にストレスフリー。
妊婦さんでも毎日仕事をがんばっている方には頭が上がりません。
ちなみに、タイでバリバリ働いている女性は出産直前まで仕事しているそうです。産休育休中は45日間給料の50%が支給される制度があるそうですが、日本に比べると手薄ですね。
タイで妊娠して良くなかったこと
続いて良くなかったこと。
つわり中 バンコクの街の臭いがきつい
つわりの重度によって個人差があると思いますが、私はにおいづわりがあったのでバンコクの街のにおい全てがダメになりました。
通りで売られている串焼き、丸焼き鶏、ニンニクの効いたタイ料理など特に食べ物のにおいがキツかったです。もちろんタイ料理も全般食べられなくなります。
窓を開けただけでただよってくる外の臭いが本当に苦痛でした。これでは外に出るのもおっくうにならざるをえません。
さらにタイのスーパーは独特のにおいがします。南国フルーツにタイ料理のお惣菜など。普段気にならなかったスーパーも鼻では息ができない場所になりました。
日本の綺麗な空気が恋しくなりました。

路上喫煙者が多い
タイはレストランなどでの喫煙は厳しく制限されていますが、路上の喫煙者はとても多いです。歩きタバコも普通。
道を歩いていると路上でタバコを吸っている人がとても多く、避けようがありません。
身近な人が喫煙を気をつけてくれていたとしても、公共の場でさらされる受動喫煙には対処できないのがバンコク生活の辛いところです。
きちんと喫煙コーナーを設けるなど、国として対処してもらいたいものです!
食の安全性の問題
日本では禁止されているような強い農薬の使用が許されているタイ。スーパーで買う野菜は安全ではない可能性があります。
食事にいつも以上に気を使う妊婦にとって、食の安全性は大きな問題です。野菜を買うのはオーガニックのお店になるので、買い物の手間も増えます。
さらに、屋台のごはんも食中毒の危険があるので避けるようにしています。(妊娠するまでは全く気にしていませんでしたが…)
そうなると外食は衛生的なレストラン。外食すると食費も高くつきますね。バンコクの物価はストリートフードでなければ日本と変わりません。(むしろ日本より高いくらい…)
甘いドリンクの誘惑
これは本人が気をつければ良い話なのですが、タイのドリンクは基本的に大量の砂糖とコンデスミルクが入っていてかなり甘い。
私も大好きな「タイティー」や「タピオカミルクティー」がその代表だと思います。
妊娠糖尿病などの危険があるので甘い物は控えた方が良いと言われる妊婦。しかし暑いバンコクでは自然と身体が甘くて冷たいドリンクを欲してしまうのです。
そして誘惑に負けてこの砂糖たっぷりの甘いドリンクを買ってしまいます。駅でも道ばたでもどこでも気軽に買えてしまうのが恐ろしいところです。
甘いものが好きではない方、自制心が強い方は大丈夫かもしれませんが、私のようなバンコク妊婦さんは気をつけてくださいね。
ベビーグッズ難民
バンコクにもベビーグッズは売っています。選り好みしなければ、全く問題無く揃えることが可能です。
しかし、やっぱり日本製品の方が質が良くて安価。種類も豊富ですし、オシャレなものもたくさんあります。
一時帰国で大量に購入するにも限界があるので、ベビーグッズは日本にいた方が揃えやすいですね。
一方バンコクでも、掲示板やFacebook、リサイクルショップや友人のつてなどでいろいろなものが揃うので、これらを活用しない手は無いでしょう。
まとめ
「タイで妊娠して良かったこと、良くなかったこと」についてご紹介しました。書き出していったら思ったよりもたくさん!
実際に出産してからのことも、「タイで出産して良かったこと、良くなかったこと」として記事にまとめたいと思います。