バンコク情報

【体験談】新型コロナ影響下のバンコク生活 2020.1〜4月

こんにちは。ナツコです。

世界中で猛威をふるう新型コロナウイルス。私の暮らすタイ・バンコクももちろん例外ではありません。

世界中の人が当事者となっている非常に珍しい状況であり、未来の教科書に載るであろう歴史的な出来事。

コロナによって一変したバンコクでの暮らしを、記憶のフレッシュな今、残しておこうと思います。

バンコク生活・新型コロナ影響を時系列でみる

おおまかに時系列で状況の変化を見ていきます。

2020年1月

2020年1月中旬、中国・武漢で新型コロナウイルスが流行しているというニュースが流れ始めました。

私はタイで長男の出産直後。産後サポートに母が来タイする時期と重なり、空港や飛行機での感染には十分気をつけてね、と話していました。

春節で中国人観光客が爆発的に増えるシーズンでもあり、まだ感染者の少ない国も警戒し始めた頃だと思います。

このときは、コロナウイルスもインフルエンザのようなもので、1月〜2月上旬がピークだろうと勝手に思っていました。

日常生活も、できるだけマスクをして外出しようという程度の意識だったように思います。

 

2020年2月

2月に入り、徐々に感染者が増えはじめます。

来タイしていた母は二週目に日本へ帰国。日本⇔タイ便が無くなることを心配していましたが、この頃はまだ通常通り飛行機も運行していました。

しかし2月半ばから、航空会社は飛行機の減便をはじめます。

そして2月末、日本をはじめ感染者の多い地域からの入国者は14日間の外出自粛要請が出されました。

タイ政府発表を受け、夫の会社でも日本からタイに入国した社員は14日間自宅待機することが決まります。

それに伴い3月上旬に予定していた義理両親の来タイも中止に。。孫に会えるのを楽しみにしてくれていたのでとても残念でした。

この頃は日本の感染者数増大やクルーズ船のニュースが大きく取り上げられており、『日本は危険な国』としてタイ人の間に”Japan Hate”の風潮があったように感じます。

 

2020年3月

そして3月に入ってから一気に状況は変わり始めます。毎日のように更新されるニュースにてんやわんやの毎日!

主な変化は以下の通りです。

3月上旬

  • 危険国からの入国者に空港で検疫スタート
  • 感染リスクの高い国から入国する外国人は、新型コロナに感染していないという証明書が必要になる(3/18には日本も対象国に)⇒実質日本からの入国不可に

3月中旬

  • パブやマッサージ店など娯楽施設の閉鎖が決定(3/18〜)
  • ソンクラン休暇の延期決定
  • デパートやショッピングモールなど人が集う施設の閉鎖が決定(3/22〜4/12予定)⇒食料品や日用品を扱うスーパーマーケットや薬局、レストラン(持ち帰りとデリバリーのみ)以外は実質全て閉鎖
  • 一部スーパーで生活必需品の買い占めなどが起こる(一時的なものですぐ解決)

3月下旬

  • 夫の在宅勤務スタート
  • 3月26日 タイ政府は非常事態宣言を発令
  • 外国人のタイ入国は全面禁止
  • スーパーなどでは入店時の体温チェックやマスク着用が義務になる
  • 会社の指令で一時帰国する人もちらほら
  • お店などの閉鎖期間が4月12日⇒30日まで延びる

3月2週目くらいまでは、注意しつつもまだ外食もしていました。3月22日のお店閉鎖から、バンコクの街の雰囲気もガラッと変わったように思います。

3月後半から新規感染者数が1日100人をコンスタントに超えるようになり、なんだか怖くなりました。

この頃から数日に1回スーパーへ行く以外はほとんど外出しなくなります。

世界では

3月は中国よりもイタリアやスペインなど欧州での感染拡大が目立つようになりました。さらに米国でも急激に感染者が増大し、世界中でロックダウンが始まります。

日本でも3月末に志村けんさんが新型コロナで亡くなったニュースを受け、事態の深刻さに人々が気づき始めました。

2020年4月

4月に入りロックダウン効果が少しずつ出はじめたように思います。1日の感染者数が100人を切る日がちらほら出てきました。

4月13日現在、累計感染者数は2579人、累計死亡者数は40人です。

  • コンド内のジムやプールが閉鎖される
  • 夜間22時〜4時の外出禁止令が発令される(4/3〜)
  • 4/10〜20までアルコール類の販売禁止
  • タイの学校や保育園は6月末まで休校決定
  • 引き続き夫の在宅勤務が続く

ついにジムやプールも閉鎖されることになり、コンド内で唯一リフレッシュできる空間がなくなってしまいました。

引きこもり生活で運動不足になるなか、部屋でヨガをしたり少し散歩したりして気持ちを入れ替えています。

バンコクの飲食店はどこもデリバリー商戦になってきており、消費者としては便利でありがたい限り。

一方で4月に入って身近にあったお店がぽつりぽつりと閉店しているのも事実で、個人事業主の方々の生活の深刻さをひしひしと感じます。

夫は在宅勤務が続いていますが、我が家の生後3ヶ月のベビーはお父さんに会える時間が増えて嬉しいのかずっとご機嫌なのが救い。

在宅勤務について、夫自ら心境の変化を記録として残しているので興味のある方はどうぞ。

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新型コロナウイルスによる生活への影響

食料品

4月13日現在、食料品や日用品はスーパーで問題なく手に入り、大抵のものはデリバリーできるので生活に大きな支障はありません。

これもスーパーやレストランで働く人、デリバリーしてくれる人、さらには野菜を作る農家さんや運搬してくれる人などたくさんの人が頑張ってくれているおかげです。

改めて当たり前のように生きていけることに感謝!

子育て

息子はまだ3ヶ月なので昼間も寝ている時間の方が長いくらい。ずっと一緒にお家にいる生活にも慣れてきました。

気軽に外出できない&人に会うことができないので、急に外の世界に出たらびっくりするだろうな感じるくらい。

私はいろんなイベントに参加してママ友を作りたいなと思っていたので、そういった場が全て閉鎖されてしまっているのは残念です。。

困っていること

地味に困ることは美容院が閉まっていること。男性は頻度が高い分女性よりも深刻ですよね。私も初めて夫の髪を切りました。笑

日本も同じ状況ですが、バンコクでは今もマスクが品薄です。消毒アルコール剤やハンドソープなどもすぐに売り切れてしまいます。

テクノロジーに感謝

人と会うことができなくても、テクノロジーの発展によりオンラインでコミュニケーションをとることは可能です。

新型コロナによってZOOMというアプリを使った『ZOOM飲み』が流行しています。

先日日本にいる友人と早速『ZOOM飲み』にチャレンジ!音声のズレや画面のフリーズなども無くとても快適でした。

無料でこのサービスはすごい。

世界中どこにいても、相手が目の前にいるかのように会話できることに感動しました。テクノロジーに感謝!

 

まとめ

今回は、新型コロナウイルスの影響下のバンコク生活について記録記事を書きました。

世界中の人が当事者である非常に珍しい事態。きっとこの先、コロナのときどうしていた?という話が多くの人の話題に上がることでしょう。

タイでの出産直後に迎えたコロナショック。私も一生忘れない出来事になりそうです。

あなたはどうお過ごしですか?

これを期に、今起きていることや感じていることを日記やブログに記録してみてはいかがでしょう!

記録に残すなら、記憶がフレッシュな間に書き留めることがおすすめ!