こんにちは。ナツコです。
チェンマイ郊外にある首長族の村「Long Neck Karen Camp」へ行ってきました。
私たちはツアーに参加したのでガイドさんが案内をしてくれましたが、自分でタクシー等をチャーターして訪れることもできるようです。
通常ミャンマーとの国境付近に暮らす首長族の人々ですが、この施設はチェンマイ市内から車で30〜40分ほどの場所にあるため気軽に訪れることができます。
観光客相手にお金のために作られた施設のようであまり気乗りしていなかったのですが、実際に行ってみてそのイメージが180度変わりました!
今回は、実際に訪れて感じた首長族の村「Long Neck Karen Camp」についてお伝えしたいと思います。
首長族の村「Long Neck Karen Camp」

首長族の人々は、通常ミャンマーとの国境付近に暮らしている少数民族です。
この村で暮らす首長族は国から生活費を支給されて生活しています。
彼らの多くはもともと中国からやってきた民族であり、ミャンマーとタイの山岳地帯に暮らしていながら国籍を持っていません。
多くの人が貧困の中暮らしており、国からの支援無しに生活していくのが難しいという現状があるようです。
観光の力を活用し、彼らが貧困から抜け出す一つの役割をになっているのがこのような施設であるということを知りました。
首長族の村の入場料
入場料:500THB(=約1,750円)/一人
入場料は施設の管理費などになるようです。
首長族の村の場所と行き方
チェンマイ市内から車で30〜40分走った郊外にあります。
すぐ近くにエレファントキャンプやタイガーキングダムがあるので一緒に訪れるのがおすすめです。
【行き方】
タクシーやソンテウをチャーターしたり、レンタカーを借りれば個人でも訪れることができます。一番簡単なのは日帰りツアーに参加することです。
首長族の村の様子

村の中にはお土産屋さんがずらっと並び、それぞれの入口に首長族の女性が売り子さんとして座っています。

村の中には学校や住居もあります。とても簡素な造りです。

金色の首輪をはめているのは女性だけ。
昔は満月の水曜日に生まれた女の子だけつける風習があったようですが、今は首長族に生まれた女の子はほとんどみんなつけるそうです。

この首輪、実際に持ってみるととても重くて驚きました!!
首は長ければ長い程美しいとされていて、輪を少しずつ足して行くそうです。彼女達の首はこの重みで肩や鎖骨が下がることによって長く見えるそうです。
これを子どものときからずっとつけているなんて信じられない、、ものすごく肩がこりそうです。。



村には子どもからおばあちゃんまでいました。若い女の子よりもおばあちゃんの方が輪っかの数が多く、首が長いのもそのためです。
男性は首輪をつけないのでこの村にはほとんどいませんでした。彼女達は出稼ぎのような形でこの村に暮らしています。
村で買えるお土産
売られていたお土産を一部写真でご紹介します。





村には首長族の女性たちが作ったアクセサリーや雑貨、シルクなどがお土産として売られています。
一緒に写真をとってもらう時に購入すると喜ばれますし、この村を訪れた記念に何か買うのも良いですね。
まとめ

首長族の村「Long Neck Karen Camp」
チェンマイ市内から半日あれば行くことができるので、興味のある方はぜひ訪れてみてくださいね!
私は、実際に首長族の村に行き彼女達に会えて良かったなと思います。タイのこと、少数民族のこと、いろいろと知ることができました。
彼女達はここで暮らすことで生活が保障されますし、それが仕事でもあります。国の観光資源にされてかわいそうな人たちではありません。
これは首長族の人々が現代で生きて行く一つの道なのだろうと思います。決して悲壮感などなく、皆普通に幸せそうに見えました。
自分の当たり前が当たり前ではなく、生まれた国や地域、民族によって生き方も様々です。そんなことを改めて感じた貴重な経験になりました。