こんにちは。ナツコです。
マレーシア、クアラルンプール郊外にある人気の観光スポット「ブルーモスク」についてご紹介します。
正式名称は「Masjid Sultan Salahuddin Abdul Aziz(マスジッド・スルタン・サラディン・アブドゥル・アジズ)」といいますが、その美しい青さから「ブルーモスク」と呼ばれています。
この記事ではブルーモスクへの行き方、モスクの内部・ガイドツアーの様子についてお伝えします。
「行ってみるとがっかり」というウェブサイトも見受けられますが、個人的には時間をかけても行く価値がある素晴らしいモスクでした。
ブルーモスクとは

正式名称「マスジッド スルタン サラディン アブドゥル アジズ モスク(Masjid Sultan Salahuddin Abdul Aziz)」はクアラルンプール郊外のシャーアラム(Shah Alam)にあるモスクです。
最大収容人数24,000人のモスクは東南アジアで2番目の大きさを誇り、世界で4番目に大きなモスクとして知られています。
モスクを囲むように建つミナレットと呼ばれる4本の尖塔も圧巻。約140mの高さがあります。
ミナレットからは1日5回イスラム教徒の礼拝時にサイレンが鳴り、お祈りの時を教える役割を担っています。
ブルーモスクは1988年に完成した比較的新しいモスクです。
そのスケールの大きさ、青と白の美しいコントラストに目を奪われる外観が特徴的で、多くの観光客を魅了しています。
ブルーモスク 電車での行き方
「KL Sentral」駅から電車で約40分、ローカル鉄道に揺られて「Shah Alam」駅まで行きましょう。

クアラルンプール中心地から離れてはいますが、電車一本で行くことができるので一度乗ってしまえば簡単です。
シャーアラム駅からはタクシーで向かいます。乗車時間10分、10MYRほどです。
帰りも同じく駅までタクシーで向かい、電車で帰ります。
ガイドさんや受付の方にお願いすればタクシーを手配してくれますよ。
もしくは配車アプリの「Grab」を使うと自分で呼ぶことができ便利です。
ブルーモスク内部とガイドツアーの様子
入場料もガイドツアーも無料!

この施設の素晴らしいところは、観光客に無料で解放しているだけでなく、ボランティアのガイドさんが案内をしてくれる点です。
モスクを自分たちで見学しても「すごい、きれい!」だけで終わってしまいますが、ガイドがつくだけで深みも感動も増します。
せっかくマレーシアにいるならイスラム教やイスラム教徒について理解したい。そんな方にもおすすめの施設です。
ガイドツアーは事前予約など必要無く、その場で人数が集まれば案内を始めてくれます。
ブルーモスク見学の所要時間は30〜40分ほど。写真撮影など含め1時間見ておけば十分でしょう。
ガイドツアーは基本英語ですが、今は日本人の方が日本語でガイドしてくれる日もあるようです。
モスク内は服装に注意・無料のローブ有り

モスクに到着すると入口で記帳をしてガイドさんを待ちます。
モスクに入るにはまず全員靴を脱ぐように言われます。
女性はスカーフとローブで身体を覆う必要があり、ブルーモスクでは無料で貸してくれます。
本来女性は髪の毛も全て覆い隠すようですが、前髪程度なら出ていても大丈夫でした。
ブルーモスクに合わせた美しいブルーのローブです。
男性は短パンでなければローブは必要ありませんが、ローブを着て記念の写真が撮れるので借りるのもおすすめです。
モスク内の青色のタイルが美しい

モスク内に入り、すぐに目を奪われたのが美しい青のタイルです。

六角形の幾何学模様のタイルは青と白がベースで統一され、壁一面に貼られている姿は見事です。
インスタ映え間違いなしのフォトジェニックな写真も撮れそう。

モスク内からはブルーモスクを象徴する青いドームが見えます。
近くで見ると、外から見る以上の存在感があります。
写真で見るよりも実際に見ると本当に素晴らしいです。
光の差し込む回廊

2階へ上がると光の差し込む真っ白の回廊があります。
どこまでも続く回廊には幾何学模様の格子壁から光が差しこみ、床にその陰が映しだされる様子はとても美しい。

礼拝堂へ続く通路は、天井が高く開放的です。
この通路には何本もの白い柱が均等に建ち、青いドームも顔をのぞかせます。
計算し尽くされたように設計されたモスク内では、イスラム建築の素晴らしさを感じることができます。
圧倒的なスケールの礼拝堂

最大2400人収容できるという礼拝堂は圧倒的なスケールです。

毎週金曜日の夜には1万人以上が礼拝に訪れるそう。

礼拝堂の床一面には青色の絨毯。空間全てが幾何学模様で統一されていて神秘的でした。

内側から見るドームの天井も圧巻のスケールと存在感。
周囲にはアラビア文字が彫られています。
モスク内全てに感じる数学的な「統一感」がとても美しく感動しました。

礼拝堂内から入口側を見ると、太陽の光がステンドグラスに差し込みとてもきれいです。
ガイドの女性はとても親切で熱心に説明してくださいます。
イスラム教や礼拝の方法について、とても丁寧に教えてくれました。
ブルーモスクの開館時間について
1日5回の礼拝時間以外、見学可能です。
この時間内に訪れると、ボランティアガイドの方がモスクを案内してくれます。
土〜木 | 9:00-12:30
14:00-16:00 16:45-18:30 |
---|---|
金 |
9:00-12:00 14:45-16:00 16:45-18:30 |
まとめ
タイトルに付けた通り、マレーシア・クアラルンプールで必ず訪れたいのが「ブルーモスク」です。
ブルーモスクの圧倒的なスケール感や建築の美しさは、写真よりも実際に自分で目にすると感動します。
ガイドの方もとても丁寧で親切なので、話を聞きながらモスクを見学するのは異文化を学ぶと同時に楽しい時間になりますよ。
イスラム教徒の方から人々の生活に根付いたモスクの話を聞けるのは、日本ではなかなかできない貴重な経験。
クアラルンプール市内からのアクセスには少々時間がかかりますが、ぜひ足を運んでみてくださいね。
マレーシア旅行で訪れた「ランカウイ島」の記事も書いています。

ランカウイ島から高速船で1時間半の「リペ島」の記事はこちら。
