こんにちは。ナツコです。
ハノイには小さなローカルご飯屋さんがたくさんあります。
特に多いのはフォー等の麺やバインミー、ソイやコムビンザンなどのお店です。
民家の玄関のような場所に、プラテーブルとプラ椅子を並べてお客さんの座るスペースさえあればお店は出来てしまいます。
そんな小さなお店は家族経営のことが多いです。
おばあちゃんが始めて娘や息子がその味を受け継いで、さらにその子ども家族がお店の味を引き継いで、家族みんなでお店を切り盛りする。
ベトナム語の先生から、長年家族の味を守り続けているお店を教えてもらったのでご紹介します。
Yen Phu通りにある「Banh Cuon Ngon Ho Tay」
Bánh Cuốn(バインクオン)とは
Bánh cuốn(バインクオン)とは、米粉でできたの生地をクレープのように薄く鉄板に広げて蒸し焼きにし、中にキクラゲやシイタケ、豚肉ミンチ、エシャロットなどを巻いた料理です。
ヌックマムのタレに付け、ハーブと一緒に食べます。
◆Bánh Cuốn Hồ Tây

お店はの入口では、自家製手作りのBanh Cuonを蒸し上げています。
1枚1枚注文が入ってから蒸しているので少し時間はかかりますが、出来立てを頂くことが出来ます。

テーブルに用意されているヌックマムのタレは、ライムを絞ったり唐辛子を入れて自分好みの味にカスタマイズして味を調整します。

こちらが1人前のバインクオンです。
結構ボリュームがあるように見えますが、これが一人でもぺろっといけてしまいます。フライドオニオンがたっぷり乗って食感も楽しい!
1皿15,000ドン(=約80円弱)です。

写真左にあるハーブと一緒にタレにつけていただきます。
薄く蒸し焼きにされた生地がもちもちでとても美味しく、中身の具材も味が主張しすぎずとても合います。
ハーブの風味が加わってさらにいろんな味が楽しめる!

次から次へとお客さんが入ってくる、まさに地元民に愛されるお店のようでした。
このお店も家族経営のようで、Banh Cuonを焼くお父さんと中身をつつむお母さんと料理を運ぶ子ども、という感じでみんなで協力しているようでした。
まとめ
近代化とともにハノイにも外資のファストフードやレストランが増えているようですが、小さな家族経営のお店こそハノイの味を守っているのだと思います。
そして、ベトナムの人々が家族を大切にするのも、こうして家族でがんばってきた人たちが多いからなのかなと思いました。
ハノイの人々の姿を垣間みると同時に、美味しいバインクオンが味わえる「Banh Cuon Ngon Ho Tay」。素敵なお店でした。
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