ハノイ生活

ハノイの四季と気候 〜夏のスコール体験から学ぶ〜

こんにちは。ナツコです。

ベトナムは南北に長い国なので、北部のハノイ・中部のフエやダナン・南部のホーチミンでは気候が異なります。

北部のハノイには四季があるのが特徴ですが、日本の四季とは異なるため日本人の感覚の「四季」とはずれるのではないかと思います。

この記事では、スコールを体験したナツコがハノイの夏の気候についてご紹介します。

ハノイは年中湿度が高い

ハノイで生活して驚いたことは、年中湿度が高いことです。

年間の平均湿度が80%前後で、特に冬の方が湿度が高いように感じます。日本の冬は乾燥していて身体中カサカサになりますが、ハノイは年中潤っているのです。

各月の気候について

4月〜5月頃の気候

4月中旬〜5月頃の空はどんよりとして青空が少なかったのですが、日中は25℃くらいの過ごしやすい気候でした。

曇っているのか大気汚染なのかよく分かりませんが、お散歩には最適な気候です。

5月中旬〜6月初旬

5月中旬以降〜6月になると、青空を見る晴れの日が増えました

気温は少し上がりましたが暑すぎることもなく、過ごしやすい日が多かったように思います。時々雨が降ることはありましたが、晴れていることの方が多かったです。

6月中旬〜7月中旬

6月中旬から一気に気温が上がり始めました

7月上旬頃は日中40℃にもなる日があり、渡越した当初は考えられない雲一つない青空でカラッとした日もありました。

この頃は晴れていて気持ちよいのですが、日中少し外に出るだけで汗が吹き出てくるのでお散歩や観光には辛い時期でもあります。

紫外線の強さが日本とは違うのか、帽子・日傘・サングラスをして歩いても、少しすると目が痛くなってしまい大変でした。

日焼け止めでは効かないので長袖を着るようにしていましたが、この時期の紫外線対策は必須です。

夕立も多く、ものすごい雷に驚かされました。稲妻がはっきり見えて、轟音が鳴り響き、すぐそばに落ちたのでは、、ということが多々あって怖い思いをしました。

7月中旬〜

7月中旬は、台風が来る影響もあり雨が多いです。

2週間ほど前と比べると気温も下がって過ごしやすくなってきましたが(日中30〜33℃)、突然の豪雨に見舞われたこともあり大変な思いをしました。

東南アジアのスコールです。

 

スコールに見舞われた日・・ベトナム人の対処法から学ぶ

道を歩いていると、突然雨が降り始めました。すぐおさまるだろうと思って歩いていましたがだんだん強くなる雨…これはまずい…

道路沿いの店先のちょっとしたトタン屋根の下に逃れました。すると一気に大雨に。

雨は止む気配もなくどんどん強くなっていきます。こうなるとタクシーもグラブも捕まえるのは無理なので、いさぎよく待つしかありません。

路上ビジネスのおばちゃんは上手いことビニールシートを使って雨よけを作っています。さすが!

同じくトタン屋根の下に避難したバイクのおじちゃん2名(写真にチラッと映っている)はカッパを持っていないようで雨宿りしていました。

しかし多くのベトナム人は豪雨を物ともせず、カッパを着こなしてバイクに乗っています!!バイクの2人乗り用(時には3人乗り用)カッパまであり、必要に迫られればなんでも作ってしまうのだなと感心します。

ただ、こんな豪雨の中の運転はいつもに増して危ない気がしますが。

30分くらいすると雨が弱まってきたので歩き始めることに。すると、普段は道のところが川になっています。

たった30分の雨ですが、バケツをひっくり返したような豪雨だとこんな簡単に冠水しまうのですね。。

この道の左横はタイ湖です。更に雨が降り続いたらこの道は湖に沈んでしまうのではと思うほど。

最後に

この日の教訓から私はカッパを購入しました。1個1万ドン(=約50円)のビニールカッパですが、この季節は突然の雨にも対処できるように準備しておくことが第一です。

それにしてもこのカッパの写真にもバイクが。ハノイ市民の足であるバイク、雨だからといって他の交通手段がないハノイでは、カッパは無くてはならないようです。

ハノイの暑さのピークは6〜7月のようなので、8月以降はもう少し過ごしやすくなるのではないでしょうか。

そして突然のスコールもカッパで乗り切ります!

あなたもハノイの暑い夏とスコールの季節を乗り切ってくださいね。