ハノイ生活

ベトナムでの教育について〜日本人ママの本音〜

こんにちは。ナツコです。

海外でのお子さんの教育はいろいろ悩みますよね。

私には子どもがいませんが、まわりにはお子さんのいるママさんがたくさんいらっしゃるので話を聞く機会が多くあります。

この記事では、駐在ママさんたちの子ども教育に関する声をご紹介したいと思います。

1歳〜 ベビーシッターという選択肢

ベトナムではベビーシッターさんを雇う方が多くいます。

週に2〜3回、昼間の数時間のみなど、シッターさんの活用方法は人それぞれですが、私のレジデンスにも昼間小さなお子さんを連れているベトナム人シッターさんが沢山います。

昼間の空いた時間で、ママさんたちも趣味や習い事など自由な時間を楽しんでいらっしゃいます。

価格:1時間3USDが平均のようです。

シッターさんが誤って子どもに怪我をさせてしまったり、きちんと面倒を見てくれないことを心配して、シッターさんではなく幼稚園の方が良いという方もいらっしゃいます。

1歳〜 幼稚園という選択肢

ハノイには日系の幼稚園が5つあります(2018年7月時点)。

それぞれ特色があるのですが、桜モンテッソーリ「子どもの家」という幼稚園は人気があるそうです。

幼稚園では朝食から提供してくれて、「お勉強の時間」は子ども達の集中力を養う様々な活動が用意されています。遠くてもわざわざこの幼稚園を選ぶママさんがたくさんいます。

一方で、幼稚園からインターナショナルスクールに通うという選択肢もあります。ハノイに暮らす様々な国籍の子どもたちと共に生活するので、幼少期から英語に触れて育つことになります。

小学・中学・高校 日本人学校?それともインターナショナルスクール?

ハノイには小学校・中学校と日本人学校があります。高校は無いので、高校からはインターナショナルスクール1択になるようです。

ママさんにお話を伺うと・・

*旦那さんの会社が負担してくれるのは日本人学校の学費までが多いようです。インターに通う場合、はみ出た費用は自分負担。

*今後もスライドで他国へ行く可能性が高い人はインターナショナルスクールを選ぶことが多いようです。学費は平均年間300万円程。

*せっかく海外にいるので国際的な環境で学んでほしい、そう願うママさんはインターを選ぶようです。

日本人学校に通わせているママさんの声・・

*せっかく海外にいても、日本人学校に通って日本人の友達ができ、日本人のコミュニティの中で生活しているので、国際感覚は身に付かない

英語の勉強に力を入れていても、実際の生活の中で子ども達が使う機会は少ない。

*ではインターナショナルスクールに通わせる?でもまずは日本語をしっかりとできる人になってほしい。数年後には日本に戻る可能性が高いので、やっぱり日本人学校が良いか・・

*日本人学校に通えば、必然的にお母さん達の付き合いがある。お母さん付き合いが好きな人は良いけれど、この狭いコミュニティが苦手な人には少し辛い。

*日本人学校ではお弁当を注文することができるけれど、あまり美味しくないようです。。多くのお母さんが毎朝早起きしてお弁当を作っています。日本なら給食があるのに・・

*家から日本人学校まで遠い方もいます。片道シャトルバスで1時間弱。毎日往復をバスで通っているので運動量が減ってしまった。バス酔いのあるお子さんは辛い。

インターナショナルスクールに通わせているママさんの声・・

*駐在生活の長いママさん、別の国からスライドでハノイに来たので、前の国でもインターに通っていた。今後もどこに転勤になるか分からないので、インターを選んでいる。

インターの教育カリキュラムが気に入ってインターを選んだ。IT技術の活用や実社会をイメージできる教育制度が整っている。

*すでに子ども達は大学生になって独立したけれど、ずっとインターに通っていたので日本語能力が低い。

幼少期から英語に慣れてしまうと、日本語よりも簡単な英語でのコミュニケーションに逃げてしまう。しかし、英語がネイティブではないのでどっちつかずの状態。自分は日本人なのに日本語に自信がない。でも英語はネイティブでもない。少し辛いかもしれません。

*夏休みが長い・・インターナショナルスクールの夏休みは日本の夏休みより長いです。7月上旬には休みに入り、9月からスタート。休みの期間中はサマースクールがありますが、これも別途高額な参加費用がかかります。

子ども達の日常

ハノイには、サッカースクールや野球チーム、剣道など子ども達がスポーツに取り組める環境が用意されています。

水泳を学ぶ子どもの多くはイオンモールにある水泳教室に通っています。その他にも英語やピアノ、バレエなど、日本人が多い故に習い事の選択肢は比較的多いようです。

一方で、子ども達だけで公園で遊ぼうー!なんていうのは危なくてできないので、行動範囲が限られてしまうのは少し可愛そうです。

大きな団地に住んでいれば、団地内に公園や自転車に乗れる広い駐車場などもあるので、住む場所によっても環境は大きく異なるだろうと感じました。

まとめ

海外で子どもを育てるママさんは、日々悩み奮闘しています。

子どもたちの将来を考えると、ハノイにいる今どのような選択肢を選ぶべきか・・悩みがつきないですね。

人によって考え方が異なるので正解は無いと思いますが、どんな道を選ぼうと子どもたちが楽しく元気にこの国で生活していけることが一番かもしれないですね!

この記事が、海外生活でお子さんの教育に悩む方の参考になれば幸いです