こんにちは。ナツコです。
ベトナムではオーダーメイドの洋服を格安で作ることができます。
この記事では、私が実際にハノイでワンピースをオーダーメイドした時の一連の流れをご紹介します。
難しいことは全くありません。この記事を参考に、あなたも洋服のオーダーメイドにチャレンジしてみてください!
ハノイでワンピースをオーダーメイド
ハノイではオーダーメイドの洋服を簡単に作ることができます。街にはたくさんのテーラーがあり、ベトナム人にも洋服をオーダーメイドしている人が多くいます。
まず市場で生地を選び、仕立て屋さんへ生地を持っていき、自分の好きなデザインをオーダーするだけ!私は店名のないローカルの生地屋で布を購入し、ホム市場近くの仕立て屋さんで作ってもらいました。
ローカルの市場で洋服の生地選び
まずは洋服の生地を選びます。
ハノイで知る人ぞ知るローカル生地屋へ!場所は「331 Bach Mai, Hai Ba Trung」です。下に地図も貼付けているので参考にしてください。
お店には看板も無く、エレベーターで4階に上がらないと見つけられないので、この場所をふらっと見つけるのは難しいと思います。
生地の種類が多く格安で購入することができるため、ベトナム人に人気のお店です。

店内にはところ狭しといろいろな種類の生地があります。
この中から頑張ってお気に入りを掘り出してください。宝探しのようで楽しいですよ!
埃がすごいので入口でマスクをもらってから入った方が良いです。ベトナム人もみんなマスクをしていました。
生地が決まったら、店員さんに何メートルほしいか伝えるとその場で必要分をカットしてくれます。
英語は通じないので簡単なベトナム語で。ベトナム語でメートルは「mét(メッ)」、3メートルなら「Ba met(バーメッ)」です。覚えておくと便利ですよ☆
生地の金額はメートル単位でいくらのもの、キロ単位でいくらのものがあるようです。
私が購入した生地はキロ単位でした。ワンピースを作るのに必要な3m分を2枚購入し、金額は20万ドン(=約1,000円)。
言葉が心配な方はこちらがあると便利ですよ☆
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ちなみに、生地を選ぶならホム市場も有名です。ホム市場にもたくさん生地があるので気になる方はのぞいてみてください。
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ホム市場近くの仕立て屋さんへ
続いて購入した生地を持って仕立て屋さんへ行きます。
ホム市場近くの仕立て屋さん「Tailor HOAI HIEN」で仕立ててもらいます。
ベトナム語で「May Do」は仕立て屋さんの意味があるようで、このお店以外でも「May Do」と書いてあれば仕立ててもらえるかもしれません。
こちらのお店のスタッフの女性は英語が話せます。
ベトナム語しか通じないお店でオーダーするのはハードルが高いかもしれませんが、英語が通じるので安心してオーダーできます。

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オーダーの方法
仕立て屋さんで洋服をオーダーする方法について説明します。
持っている洋服と同じものを作ってほしい!
自分が持っている服と全く同じデザインで作ってもらいたい場合、実物を持っていくのが一番確かです。
お店によるかもしれませんが、ほぼ完璧にコピーしてくれます。もしくは持参した服をもとに、アレンジをお願いすることなどもできます。
作りたいデザインが決まっていない!
そんな方は、事前にネット検索して作りたい洋服のイメージを固めておきましょう。これは生地選びの時点でもかなり重要です。
スクリーンショットしてお店の人に見せれば、言葉で説明するよりも簡単です。
私はこのケースだったので、写真でイメージを伝えることにしました。
写真をもとに、ポケットをつけてほしい、裏地をつけてほしい、ジッパーをつけてほしいなど、詳細の要望を伝えます。ここでしっかりとお店の人に伝えるのが大切です!
仕立て屋さんの女性がその場で作る洋服のデッサンを描いてくれるので、詳細も伝えやすいですよ。自分もデッサンを見ながらイメージを膨らませることができます。
洋服のデザインが決まったら採寸です。
そして生地を渡し、引換券をもらってこの日は終了。引換券をもらう時、仕立て代の半額程度のデポジットを渡します。
仕立て代は?
気になる仕立て代、ワンピース1着で45万ドン(=約2,300円程)です。
しかし、私はこの時一緒にいたお友達の交渉により30万ドン(=約1,500円)になりました。さすが!!!
ただし、値引き交渉に応じてくれる場合と難しい場合があります。
お店の人が気を悪くしないような交渉術が必要です。言い値でも決して高くないので、交渉するかはあなた次第です。
その後他の仕立て屋さんも数箇所まわって聞くと、だいたいどこも50万ドンと言われました。ワンピースの場合、1着50万ドン前後(=約2,500円)が相場のようですね。
Tay Hoエリア、Xuan Dieu通りにある有名な仕立て屋さん「Mai」は30万ドン程のようです。こちらも多くの日本人が洋服をオーダーメイドしているので参考にしてください。
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オーダーメイドにかかる日数は?
お店の人には1週間後に受け取りに来てね、と言われました。
しかし既にオーダーしたことのあるお友達によると「1週間では出来ていない可能性が高い」とのこと。この助言をもとに3週間後くらいにお店へ行きました。
すると3週間後にはオーダーした2着とも綺麗に仕上がっていました!
もしかしたら1週間で作ってくれていたかもしれません。でもベトナムでは、予定通りにできていないのが普通くらいに思って行動した方が気が楽ですよ。
旅行で滞在日数にしばりがある方、どうしても急いでいる方は、お店の人にいつまでに作ってもらいたいか伝えてみてください。
緊急度や重要度を伝えれば、通常より早く作ってもらうことができるかもしれません。
完成品の出来映えと感想
3週間後に完成品とご対面です。
埃まみれの生地屋さんから選び出した布切れが、とってもステキなワンピースに変身していました!!感動!!

デザインもイメージ通りでディテールも綺麗に仕上がっていたのでばっちりです。
写真のワンピースはスウェット生地で着心地が良いのですが、裏地もしっかりつけてくれたので若干重くなってしまった点だけ少し気になりました。でも全体的には大満足です。
もう1着のワンピースはサイズが大きかったのでお直しをお願いしました。
ウェスト部分をもう少ししめてほしい、丈を少し短くしてほしい、という要望に快く応じてくれました。お直しも無料で対応してくれます。
お直ししたワンピースも一週間後に受け取りに行くと、要望通り綺麗に直してくれました。
まとめ
ベトナム・ハノイでワンピースのオーダーメイド、生地選び、デザイン決め、採寸にお仕立て代交渉など、手間はかかりますが完成した時の感動もひとしおです。
とても楽しく良い経験になりました。
日本ではハードルの高いオーダーメイド、生地代と仕立て代込みで一着2,000円程で作れるのもベトナムならではです。仕立て代はブラウスのみ、パンツのみならワンピースよりも安く作れます。
ぜひベトナムにいらした際にはオーダーメイドでお気に入りの一着を作ってみてくださいね!
この記事が、あなたがハノイでオーダーメイドの洋服を作る参考になれば幸いです☆