こんにちは。ナツコです。
今回ダナン&ホイアン旅行では、1泊2日でホイアン観光に訪れました。
ベトナム中部にある古い町並みが残るホイアンの旧市街は、1999年ユネスコの世界遺産に登録されています。
ノスタルジックな雰囲気とランタン灯る美しい街並みに心奪われ、この旅でホイアンが大好きになりました。
この記事では、実際に観光で訪れたスポットやお店、観光するうえでのポイントをご紹介します。
これからホイアン観光に行かれる方の参考になれば幸いです。
世界遺産ホイアンの町並み
ホイアンは16世紀頃から海上交易の要として栄え、中国、日本、フランスなど、様々な国の文化が交差した場所です。
ホイアンは、街の中心を流れるトゥボン川によって貿易都市として育まれました。

16〜17世紀頃には日本人町も形成され、最盛期には1,000人以上の日本人が住んでいたと言われます。今では市内にある日本人橋にその面影を感じるのみです。
その後は多くの華僑の人々が移り住み、ホイアンの古い建築物や町並みは中国文化が色濃く反映されています。
さまざまな国の様式を折衷した建築が残る旧市街の街並みは、1999年に世界遺産に登録されました。



どこを切り取ってもポストカードのようなノスタルジックなホイアン。さあ、古都散歩にでかけましょう!
ホイアンを楽しむには訪れる時間帯がポイント!
さて、ホイアン観光に訪れる人が必ず見たいと思うのが、ランタンの灯る幻想的な光景ではないでしょうか。
そこで注意しなくてはならないのが、訪れる時間帯です。
昼間のホイアンはノスタルジックな雰囲気でもちろん美しいのですが、夏場は特に暑くて観光するのが大変。ホイアンは町中に見所が散在しているため、必然的に外を歩くことになります。
私が訪れたのは5月でしたが、観光でたくさん歩いた結果あまりに暑くてばててしまいました。午後はホテルに戻って休憩を挟むことに。
日陰があまり無いホイアンの町並み。

また、ランタンに光が灯るのは夕暮れ時からです。ランタンに光が灯ると町の雰囲気がガラッとかわり、ホイアンが幻想的な世界になります。
こちらが昼間のランタン。これはこれで綺麗ですね。

そしてこちらが夕暮れ時のランタンです。個人的には日が完全に暮れる前の、空がまだ少し明るい時間帯がおすすめです。

ホイアンの幻想的な世界を楽しむには、夕方4時〜5時頃に到着して散策をするのがおすすめ。
ただし観光施設は18時頃に閉まってしまうことが多いため、観光スポットもしっかり周りたい方は暑くなりすぎない朝早めの時間帯が良いでしょう。
ホイアンの観光チケット・入場料
つづいて、ホイアン観光について具体的にお伝えします。

ホイアンの観光施設となっている古い家屋の内部や博物館を見学するにはチケットが必要となります。事前にチケットセンターでチケットを購入しましょう。
外から見るだけならチケットは必要ありません。
ホイアンの観光施設に入場する際は、各施設で入場料を支払うのではなく、5枚綴りのチケットから1枚を切り取って渡し入場します。
観光チケット料金:12万ドン(=約600円) 5箇所見学可

チケット売り場は町なかに12ヶ所あり、入場券を購入することができます。
ホイアンの楽しみ方(昼間)
世界遺産の古い町並みを散策
旧市街の街並みは、想像以上に風情があって素敵でした。まずは世界遺産の古い町並みを散策してみましょう。



黄色で統一された可愛らしい家屋、そして緑と花のコントラストが素敵です。

町中にはアーティストの描く絵画屋さんがたくさんありました。



こちらは活気溢れるホイアン市場。ここで現地の人に混じってローカルフードにチャレンジしてみるのも楽しいですね。

観光スポット:日本橋
日本橋です。ベトナムの2万ドン札に印刷されている有名な橋。1593年、ホイアンにいる日本人によって架けられたと言われています。
この橋を渡るにも観光チケットが必要になるのでお忘れなく!

橋の内部です。装飾などは日本的に見えませんでしたが、木造ながらとても頑丈な造りで地震にも耐えることができる、というのが日本的。

橋の内部にはお寺もありました。こちらも中国風、ベトナム風に見えます。

日本橋は、夕方18時〜22時くらいの間ライトアップされて幻想的な姿を見ることができますよ。
観光スポット:クアンタンの家
約300年前に建てられた中国人の住まいです。京都の町屋造りのような、間口が狭く奥に長い造りが印象的でした。

家には中庭もあり、自然光の入る造りが素敵。このように、中庭のある家が多いのがホイアンにある住まいの特徴のようです。
古い木造と美しい彫刻に中国を感じる、情緒あるお家です。


奥ではホイアン名物のホワイトローズを作っていました。お願いすればその場で購入して食べることも出来るようです。

観光スポット:福建会館
ゴージャスな門が目印の福建会館。横浜中華街を彷佛とさせるような、中国を感じる造りです。
ここは華僑の人々の集会所で、現在も活用されています。


門の先にお寺があります。

建物の内部にはお線香が沢山の焚かれ、大きな祭壇があります。船を利用して貿易をしていたので、航海安全の神様が祀られています。
福建省出身者が多く信仰する守り神のようです。

ホイアン観光のポイント
見所はたくさんあるので、内部も見学する場合はある程度絞ってまわるのがおすすめです。
観光スポットを3箇所まわり、写真を撮りながら散策したところ、休憩やランチ時間含め3〜4時間ほどかかりました。
ホイアンの古い街並はとても雰囲気が良く、情緒があり、写真を撮りながらお散歩だけでも楽しめるように思います。
お洒落な雑貨屋さんやお土産屋さん、カフェもあるので、ゆっくり休憩しながら町歩きを楽しみましょう。

ホイアンの楽しみ方(夕方〜夜)
ホイアン散歩は夕暮れ時がベストタイム
夕暮れ時になるとランタンが灯され始めます。昼間より涼しくなり、歩きやすくなる時間帯です。

空がまだ明るいうちからランタンが灯され、だんだん日が暮れていく夕暮れ空にランタンが彩りをそえます。

薄暗くなった通りの上空を埋め尽くすように飾られたカラフルなランタンの灯りは、とても幻想的で昼間とは違った世界に見えました。
実際、夕方〜夜にかけて観光客が増えるのも納得できます。
私は完全に夜になる前の、少し薄暗い空に光るランタンの灯りが好きでした。ランタンが主張しすぎず、でも夜の訪れを告げるような幻想的な姿がなんともいえない。



旧市街のチャンフー通りやグエンタイフック通りには、幾千ものランタンが装飾されています。この通りを歩くだけでテンションあがること間違いなしです!!
灯籠流しにチャレンジ

夜になるとトゥボン川のボートに乗って町並みを楽しむことができます。ボートに乗らなくても十分素敵なので私たちは乗りませんでした。
川には灯籠がたくさん流れています。カラフルな灯籠の灯りが川を照らし、町中のランタンに劣らず幻想的でした。
1つ1万ドン(=約50円)で購入して私たちも流してみることに。またここに戻ってきたいと思いを込めて。
ホイアンのナイトマーケットでお買い物
ホイアンでは毎日ナイトマーケットが開催されています。旧市街からアンホイ橋を渡った目の前の通りにずらっと屋台が並びます。

雑貨にランタン、スナックなどの軽食などなど、活気あるナイトマーケットを歩くのはとっても楽しい☆


こちらは竹で編まれた照明。ベトナムの伝統的な手工芸品です。

ナイトマーケットで見つけたココナッツのスナックがとても美味しかったのでご紹介!刻んだココナッツとピーナツがクレープのような薄い生地に挟まれています。
甘すぎず、ココナッツがシャキシャキしていて、小腹がすいたときにぴったりのスナックでした。


毎日開催されるナイトマーケットもホイアンの見所の一つ!
お土産探しにもピッタリです。屋台のおじさんと値切り交渉したりしながらショッピングするのも旅の思い出になりますよ。
ホイアンでのディナーは川沿いのテラス席がおすすめ
灯籠の流れる川、向かい岸のナイトマーケットの灯り、活気溢れる街並、、これらをゆっくり座って楽しむなら川沿いのテラス席がおすすめです。
川沿いにはたくさんのレストランがありますが、「Morning Glory」というレストランに入ってみました。リーズナブルな価格で、いろいろなホイアン名物が楽しめるのでおすすめです。

ホイアンの夜はまるで異世界
夕暮れ〜夜のホイアンは、昼間とは異なる幻想的な世界が広がっています。ランタンの灯りに照らされたノスタルジックな街並、灯籠の灯り、ナイトマーケットの活気、、全てが魅力です。



まとめ
ホイアンで見た幻想的な世界は、人生で忘れられない景色の一つになりました。
おすすめの時間帯は夕暮れ時から夜にかけて!この時間帯は観光客も増えますが、ホイアンを訪れるならランタンの灯る町並みをぜひ楽しんでください。
これからホイアンを観光するあなたの参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。