タイ旅行

アユタヤ観光は自転車がおすすめ!半日観光ルートと注意事項まとめ

こんにちは。ナツコです。

アユタヤ市内にはアユタヤ王朝時代に築かれた寺院の遺跡が点在しています。

市内を歩いてまわるには広くて大変ですが、自転車で巡るのにちょうど良いサイズ感の街です。

この記事では、自転車で巡るアユタヤ半日観光ルートと、自転車に乗る際の注意点をご紹介します。

 

バンコクからアユタヤへの行き方はこちらの記事で紹介しているので、良ければ参考にしてください。

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アユタヤ遺跡とは

アユタヤ遺跡について簡単にご紹介します。

アユタヤ遺跡とは

1991年ユネスコ世界遺産に登録された、アユタヤ王朝時代の遺跡群。

1351年〜1767年まで400年以上もの長きに渡り栄えた王朝で、一時は東南アジアで最大の巨大勢力となりました。

17世紀にはペルシャやヨーロッパとも貿易を行うアジア屈指の国際都市へと成長し、日本人町も形成されています。

しかし1767年にビルマ軍の攻勢に敗れて王朝が滅亡、建造物の多くは破壊され廃墟と化しました。

現在も街中には朽ち果てた寺院が点在、王朝の栄華と衰退の面影が残る魅力的な観光地です。

日本は戦国時代〜江戸時代の頃です。当時の戦いで破壊された跡が今も残っていると思うとすごいですね。

 

アユタヤで自転車をレンタル

電車でアユタヤへ到着した場合、アユタヤ歴史公園方面へ行くには川を渡る必要があります。

アユタヤ駅です。

アユタヤ駅から正面へまっすぐ進むと

川が見えてきます。

ここで5バーツ払って渡し船に乗れます。

アユタヤは川に囲まれた街です。

対岸で船を降りるとレンタサイクル屋さんがあります。

自転車レンタルにはパスポートの提示が必要なのでお忘れなく。

他にも市内のゲストハウスは一般客向けにもレンタサイクルをしています。

私たちはアユタヤのゲストハウスに宿泊したので、そこでママチャリを借りました。

レンタル料金は1日50THB(=約175円)です。

 

さあ自転車に乗ってアユタヤ散策に出発!

 

アユタヤの街をサイクリング

朝7時半にゲストハウスを出発し昼12時に帰着。アユタヤを半日で観光したルートをご紹介します。

 

①ワット・チャイワッタナーラーム

一箇所目は「ワットチャイワッタナーラーム」です。

寺院によって入場料がかかります。1人50THBです。

カンボジアに勝利した記念に作られた寺院で、仏塔がクメール様式です。

勝ったとはいえ敵国の建築様式にするという発想に驚きました。

堂々と座る2体の仏像も腕が切り取られています。

修復された仏塔はとても立派。

仏塔を囲むように回廊があります。

ここの仏像はほとんど頭部がありません。

【MAP】

元気がある一番最初に、他とは少し離れている寺院へ。

後々バテテくるのでこれは正解でした。

 

②ワット・ローカヤスッター

続いて訪れたのは「ワット・ローカヤスッター」です。

高さ5m、長さ28mの寝仏像さん。悠々と横たわる姿、圧巻の大きさです。

こちらは入場料無料。さらっと見物しました。

【MAP】

 

③ウィハーン・プラ・モンコン・ホビット

3箇所目は「ウィハーン・プラ・モンコン・ホビット」という大仏寺。

ビルマ軍に破壊された寺院を再建したものです。

1956年、かつて破壊したビルマからの寄付も受けて礼拝堂が復元されたそう。

高さ17mある黄金の大仏は壮観でした。

礼拝堂の外にある仏像には金ぱくが貼られています。

こちらも入場料は無料です。

【MAP】

 

④ワット・プラ・シー・サンペット

続いてウィハーン・プラ・モンコン・ホビットの隣にある寺院「ワット・プラ・シー・サンペット」へ。

アユタヤ王室の守護寺院で、3基の仏塔には3人の王の遺骨が収められているようです。

本殿は原型がほとんど残っていません。

実はこの寺院、チケット売り場で服装を指摘され入れませんでした。

男性の短パンはOKのようですが、女性の膝上短パンはNGのようです。

近くでスカーフも売っているので、購入して腰に巻けば入ることができます。

入場料は50THB。

【MAP】

 

朝ごはん休憩

ここまでドリンクのみでずっと自転車をこいできたのでさすがに疲れてきました。

朝ごはんもかねて休憩を挟むことに。

ふらっと入ったローカル食堂ですが、あっさりしたスープ麺がとても美味しかった!!

チキンかベジタブルを選べ、私はベジタブルを選択。30THB(=約105円)

ここはおすすめです。

【MAP】

 

⑤ワット・ラーチャブラナ

ごはんを食べて元気になったところで、食堂の目の前にある「ワット・ラーチャブラナ」へ。

大きな門の先に仏塔が見えます。

最も完璧な形で残った仏塔と言われているとおり、正面にある大きな仏塔が印象的。

この寺院も仏像はかなり破壊されています。

仏塔には階段から登ることができます。

仏塔内部には、わずかながら当時の壁画が残っています。

仏塔からの景色もステキ!

寺院からは貴重な仏像や宝物が発見され、今は博物館に展示してあるそうです。

【MAP】

 

⑥ワット・マハータート

最後に訪れたのは、アユタヤで一番有名な寺院「ワット・マハータート」です。

アユタヤといえば、木の根に取り込まれてしまった仏像の頭部が有名です。数百年の時間をかけ、菩提樹の一部と化してしまったのでしょう。

とても立派な寺院だったようですが、ビルマ軍によってかなり破壊されており今は少し面影を残すのみです。

仏塔を取り囲む仏像はことごとく頭部や腕がありません。

ワット・マハータートが一番観光客が多い寺院でしたが、アユタヤへ行くならここはマストで訪れたいところです。

入場料は50THB。

【MAP】

 

アユタヤ サイクリング・観光で注意すること

実際に自転車でまわってみて気づいた注意点をメモしておきます。

熱中症対策

夏のアユタヤは日中かなり気温が上がるため熱中症の危険性があります。遺跡観光は日陰も少ないのです。

自転車で巡る場合は特にしっかり水分補給と休憩を挟み、くれぐれも無理はしないようにしましょう。

**帽子・サングラス・タオルは必須**

 

道の横断に注意

場所によっては交通量が多く道の横断が危険な所があります。

最初に訪れた「ワット・チャイワッタナーラーム」へ行く時は大きな橋を渡りますが、交通量も多いので十分気をつけてください。

 

盗難に注意

自転車カゴに荷物を入れていた人が、ひったくりにあったという事件が過去に発生しているようです。

貴重品は身につけるようにし、カゴには入れないようにしましょう。

遺跡観光をする時は自転車置き場に自転車を停めます。盗難防止のため、忘れず鍵をかけるようにしましょう。

 

アユタヤ観光での注意点もまとめます。

肌の露出(服装)に注意

タイの寺院は、短パンやノースリーブなど肌の露出の多い服装では入ることができません。

アユタヤは遺跡なので大丈夫だろうと思っていましたが、場所によっては露出が多いと止められてしまいます。

実際に膝上くらいのキュロットを履いていた私は、「ワット・プラ・シー・サンペット」に入ることができませんでした。

露出の多い服装を避ける、もしくは遺跡を観光するときだけ羽織れるものを用意しておく必要が有ります。

 

熱中症に注意

自転車だけでなく遺跡観光にも同じことが言えます。アユタヤは日中かなり気温があがるので、暑さ対策は万全にしておきましょう。

遺跡内は日陰が少ないので、帽子か日傘は必須といえます。

こまめな水分補給と適度な休憩を忘れずに!

 

野犬に注意

アユタヤの街中には野良犬がたくさんいます。

襲ってくることはありませんが、噛まれると狂犬病の危険性があるのであまり近づかないようにしましょう。

 

まとめ

半日かけてまわった寺院は5箇所です。

ワット・プラシーサンペットは実際中には入っていないので省きました。

途中で朝ご飯休憩を挟みつつ5箇所まわれたので十分満足!

朝早い時間に出発しましたが日中だんだん気温も上がってきたので、無理して頑張ると熱中症になる危険性があります。

自転車でアユタヤ遺跡を巡る方は、しっかり休憩を挟みながら水分補給をし、無理のないように観光してくださいね。

ちなみに私の一番おすすめは「ワット・チャイワッタナーラーム」です。

他の遺跡とは少し離れていますが、見事なクメール様式の建築は見応えがあります。

 

破壊された仏塔、頭のない仏像、荒涼とした雰囲気。

まるで時間が止まったままのようなアユタヤ遺跡は、人と人の争いの悲惨さを思い知らされるようでもありました。

ビルマ軍はなぜ同じ仏教徒でありながらこんなにひどいことができたのか。いろいろと考えさせられます。

 

バンコクを訪れるなら、ぜひアユタヤも訪れてみてはいかがでしょう。

往復の移動を考えても1日あれば観光できる素晴らしい世界遺産です。

観光には手軽な自転車がおすすめ。

アユタヤまで個人で行くのが面倒な方は、現地ツアーもあるので参考にしてみてください。

≫≫ アユタヤの現地ツアーはこちらがおすすめ

 

ちなみに、アユタヤへ行くならナイトマーケットまで楽しむ1泊2日旅がおすすめ!こちらでその内容をまとめているので、よろしければ参考にしてください。

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