こんにちは。ナツコです。
バンコクから気軽に行ける観光スポットとして人気の高い「古都アユタヤ」。1991年にユネスコの世界遺産にも登録されています。
300年以上前の王朝の朽ち果てた遺跡が街中に点在する古都アユタヤ。バンコクを訪れるならぜひ行きたい世界遺産です!
バンコクからアユタヤに行く方法は主に3つ。上から順に安くなります。
- タクシー:約1,000THB〜1,500THB
- ロットゥー(ミニバス):片道60THB
- 電車:3等席で片道20THB
一番楽な方法はタクシーですが、その代わり高い。
私たちは、バンコク→アユタヤまで電車で行き、アユタヤ→バンコクはミニバスで帰ってきました。
この記事では私たちが実際に使った「バンコクからアユタヤへ電車で行く方法」と「アユタヤからバンコクまでロットゥー(ミニバス)で帰ってくる方法」をご紹介します。
他にもバンコクから日帰りツアーで行く方法があります。1日ツアーや半日のツアー、水上マーケットも合わせてまわるものなどいろいろな種類があります。
現地ツアーは、バンコク滞在時間が限られている方や一度にいろいろな所へ行きたい方に便利でおすすめです。
バンコクからアユタヤへ タイ国鉄ローカル電車での行き方
タイのローカル電車でアユタヤへ行く方法をご紹介します。
出発地点 フアランポーン駅
バンコク市内にはBTS(スカイトレイン)やMRT(地下鉄)が走っていますが、アユタヤへ行くのは郊外を走るローカル電車。
バンコクからの出発駅は「フアランポーン駅」です。
**まめ知識**
フアランポーン駅の正式名称はクルンテープ駅といいますが、古くからの通称で駅周辺の地名でもある「フアランポーン Hua Lamphong」のほうが地元の人には馴染み深いようです。
タクシーの運転手にも「フアランポーン」の方が通じやすい。
アユタヤへ行く電車の種類
タイ国鉄のHPによると、アユタヤ行きの電車は2019年4月現在3種類あります。
以前は4種類あったようですが、3種類に減ったようです。
電車の種類について・・
- SPECIAL EXPRESS:アユタヤまで1時間13分(お弁当付き)
- EXPRESS:アユタヤまで1時間17分
- RAPID:アユタヤまで1時間37分
所要時間はホームページに記載されている時間です。
私が乗ったRAPID電車はバンコクから実際2時間程かかりました。
さらに、それぞれの電車に2等席・3等席があります。
- 2等席:エアコン付き指定席
- 3等席:エアコン無し自由席(ファン有り)
アユタヤまでの電車の料金
バンコクーアユタヤ間の電車の料金は、電車の種類と座席ランクによって異なります。
SPECIAL EXPRESS
345THB(=約1,200円)
※SPECIAL EXPRESSは2等席のみです。
EXPRESS
2等席:245THB(=約857円)
3等席:165THB(=約577円)
RAPID
2等席:65THB(=約227円)
3等席:45THB(=約157円)
3等席(当日窓口購入のみ):20THB(=約70円)
※HPにはオンラインで購入できるチケットの料金しか掲載されていませんが、当日窓口で購入すればRAPID3等席は20THBで購入可能です。
電車のチケットの購入方法
タイ国鉄電車のチケットの購入方法は2種類です。
- タイ国鉄の公式ホームページで予約&購入
- フアランポーン駅の窓口で購入
私たちはフアランポーン駅の窓口で当日購入しました。
電車出発10分前に駅に到着したので窓口の列にヒヤヒヤしましたが、すぐに購入することができました。
座席指定が必要な2等席やSPECIAL EXPREEではない安いチケットは、当日窓口でも問題なく購入できます。
アユタヤへの電車の時刻表
アユタヤへの電車の時刻表は、タイ国鉄のホームページで調べることができます。
タイ語だけでなく英語での表示も可能です。
【タイ国鉄HP】
https://www.thairailwayticket.com/eTSRT/Default.aspx

「出発地点、行き先、出発日、人数」を選択して検索ボタンを押します。

するとこのような画面が出てきて電車のスケジュールをチェックできます。
事前予約、購入する場合はこのHPからできますが、格安電車で移動したい場合は当日窓口購入で問題ありません。
バンコクからアユタヤへ ローカル電車旅レポート

まずはフアランポーン駅の窓口でチケット購入。行き先と座席等級を伝えます。
念のためパスポートを用意しましたが、提示は求められませんでした。

3等列車で1人20THBです。

駅のホームです。昔からある駅、ローカル感満載です。

こちらが乗る電車。

3等列車の車内の様子。
木製の椅子だったらきついな、、と思っていましたが、柔らかいシートで快適でした。
エアコンはありませんがファンが付いています。思ったより綺麗。

車窓からはタイの人々の生活が垣間見えます。異国の電車旅は車窓の景色を眺めるのが楽しい。

田舎町を通り抜けます。バンコクから少し走るだけでこんなにのどかな景色。
途中駅で人が乗ってきて少しずつ電車も混んでいきました。
5月のタイは雨期に入ったばかりで車内も暑かったのですが、ローカル電車旅は風情があって私は好きでした。

約2時間かけてアユタヤへ到着!
3等席からアユタヤで降りる人はほとんどおらず、みんなもっと北へ行くようでした。
車内でお水や食べ物を売るおばちゃんやおじちゃんが、「アユタヤー!」と言って教えてくれます。
乗り過ごさないように気をつけてくださいね。

こじんまりとしたアユタヤ駅。アユタヤは人も少なくのんびりとした雰囲気です。
たった20THB(=約70円)でバンコクから80kmも離れたアユタヤへ行けてしまうなんて安すぎて驚き!
3等列車は地元の人ばかりで外国人は少なかったものの、特に危険を感じるようなこともなく快適でした。
車窓からのんびり景色を眺めながらの電車旅っていいものですよ。
実際にアユタヤを観光した記事は以下にまとめているのでぜひ参考にしてください。

アユタヤからバンコクへ ロットゥー(ミニバス)で帰る
ロットゥー(ミニバス)とは、15人ほど乗れる大きめのバンの乗り合いバスのことです。
乗り合いバスは時刻表が無く、人数が集まれば出発します。
【ロットゥー乗り場】
ロットゥーの料金は、バンコク・アユタヤ間で60THB(=210円)です。
バンコク発もアユタヤ発も同じ料金。
バス乗り場でバンコクへ行きたいと伝えると、停車しているバスに乗るように誘導されます。
すぐに人は集まり、バス停に到着してから15分ほどで出発しました。
バスは冷房が効いていて快適。渋滞などもなくスムーズにバンコクへ到着しました。
所要時間は電車よりも短く、1時間ちょっとです。
【バスの到着場所:モーチット駅】
BTS・メトロのモーチット駅の横で降ろしてくれるので、そこからホテルや家へ戻るのも簡単です。
まとめ
バンコクからアユタヤへ電車での行き方と、アユタヤからバンコクへロットゥー(ミニバス)で帰ってくる方法をご紹介しました。
私が思う電車の魅力は、「安さ、風情のある古き良き列車旅、車窓からの景色」です。
のんびりとした列車旅は、タイのローカル感を感じることができるのでおすすめです。
ロットゥー(ミニバス)の魅力は、「速さと快適さ、バンコク市内へのアクセスの良さ」ではないかと思います。
時間が限られているができるだけ安くアユタヤへ行きたい、そんな方はミニバスがおすすめです。
ただし、現地ツアーであれば自分で移動手段を考える必要が無いので一番手間がかからず簡単です。こんな方法も手軽でありだと思います。
これからアユタヤへ行く方の参考にしていただけると嬉しいです。